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★★★★

2024-04-21

大人用のゲームでシナリオを書かれている「田中ロミオ」氏の子供用の小説です。 子供が読む分には自然に楽しめますし、大人が読んでも面白い内容になっています。 「衰退した」といっても過激な衰退の仕方ではないので血生臭い表現は一切出てきません。 よく分からない「妖精さん」と緩やかな衰退の一途にある人類の女の子の「交流」の話です。

• i1112kui
• 31歳
• アトピー
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★★★★★

2024-02-02

華々しい科学技術も失われ人類は緩やかな衰退を迎え、人々もそれを受け入れて生活している。 そんな旧人類にかわり世界を覆い尽くしているのは妖精達。 ヒロインの仕事は妖精達との間を取り持つ調停官。 小さな子供のように騒がしく怖がりで、ちょっぴり忘れっぽい妖精さんとの楽しい日々（一応調査目的）を描いた作品です。 続刊されれば必ずまた買います

• こえリ
• 39歳
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★★★★

2024-04-19

ライトノベルとしてはあまりにシビアな展開で話題を呼んだシリーズですが、スニーカー文庫の新刊が長いこと出ないし、ザ・スニーカーの短編連載も載らなくなって久しいと思ってたら、ガガガ文庫でリニューアルされて出たというではありませんか。 角川から移るまでにどんな経緯があったか知りませんが、既に読んでストーリーの大筋は分かっているとは言え出たのなら読んでみようと思って買いました。 そうしたらまあ、リニューアルという看板に偽りはなく、ストーリーの大筋は変わってませんが、これ以後の話の内容を踏まえてか、スニーカー文庫と比べて文章に大幅な書き換えが見られます。校正を急いだのか、所々に文字のミスなどが見られますが、その辺は重版がかかれば修正されるでしょうし、内容を理解するのに支障はありません。 スニーカー文庫を読んでない人のために説明しますと、魔法に科学的要素を加えて理論付けた感じの、咒式と呼ばれる技術による文明が発達した世界を舞台に、高階梯の咒式の使い手であるガユスとギギナのコンビが様々な事件に取り組む物語なのですが、他のファンタジー小説と決定的に一線を画しております。 何が違うかと申しますと、主人公にして語り手であるガユスは世界の危機を救う勇者などではなく、世界の基準ではとても強い力を持ってはいても決して無敵ではなく、むしろ自分の力ではどうにもならないことが多い状況にさらされて苦悩しながら、それでも次々と襲ってくる危機を何とか打開しようともがいています。 しかし状況はほとんどの場合無慈悲に働き、神は助けてくれないし、奇跡も決して起こらない。持てる力の全てを駆使した結末は、いつも最悪よりはましだと思いたいようなものばかりですが、それでも過ぎた時間は戻らない以上、前へ進んでいくしかないのです。 そんな無情で乾いた作品ですから、もし読むのでしたら、覚悟を決めて下さい。 ちなみに6月に2巻目が出るようですが、この巻から一層シビアな展開になりますから、予定調和は一切期待しないでおきましょう。

• アランママ3838
• 27歳
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★★★★★

2024-05-03

めっちゃ、おもしろい！ どうして女性の作家がこれほどまでに中学生の男の子の心理を描写できるのかが不思議。

• 年子まま9247
• 35歳
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