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奥山由之『windows』(特別限定版) - AKAAKA
奥山由之 写真集『windows』特別限定版(サイン入り)
最新のクチコミ
実に奥が深いです。ただの愛猫家用のネコ写真集だと思ってました。でも一枚一枚に物語があります。じーっと見てるとその世界に引き込まれます。ネコの世界に自分が入って行きます。ネコの気持ちになって楽しめる一冊だと思いました。ネコになりたくなっちゃいますよ。
- 夕mama
- 33歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
購入品
岩合さんの写真が大好きで、毎年カレンダーはネコカレンダーです♪写真集もちょっとずつ集めています。 こちらの写真集は、猫好きにはたまらない写真が満載! とくに表紙の1枚にやられました! 猫好きのみなさん、堪能できること請け合いです。 岩合さんのファインダーを通して表現される野良ネコたちの美しさ、可愛さが見事に収まってる1冊です。
- くりけんぱぱ
- 21歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
購入品
めちゃくちゃ可愛くて癒されました♪ 猫(特にスコティッシュ)大好きな人にオススメです! DVDも他の猫ちゃんも見れて良かったです。
- エイミー0622
- 29歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
購入品
大好きなペンギンの本、さらにさかざきちはるさんの絵も好きなので注文してみました。
- Chirochoco
- 37歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
購入品
たわしちゃん満載で超〜〜カワイイ♪ 同じカフェにいる他のネコちゃんたちも写っててその子たちもキュート!
- kemushi9747
- 25歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
購入品
アート写真
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3
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ピノキオ
¥61,440
奥山由之『windows』(500部特別限定版)
ポストカード付
定価19,800円
752ページ
窓を通して人々を描く、"東京"のポートレート
奥山由之の新作写真集『windows』は、2020年4月から2022年11月までの2年半にわたり、東京都内で、約 10 万枚の不透明なガラス窓を撮影したシリーズです。奥山が初めてデジタルカメラを用いて撮影したこれらの写真群から、本書は 724 点を収載しました。
コロナ禍にあったこの時期、海外に赴くことの少なくなった奥山は東京の街を歩きながら、窓の表情に目を留めました。路面に面した窓の多くは、すりガラスや型板ガラスなどの不透明なガラスで、屋内にあるさまざまな日用品が透けて見えます。キッチンや浴室の水まわり、フィギュア、花、洗濯物、貼り紙、傘、神棚、自転車......窓枠に沿ってトリミングされた内部の空間は抽象的な模様となり、外部の影や映り込みも宿しながら、そこに暮らす誰かの存在を想像させます。それは一枚一枚の窓が、東京の人々の肖像画となる瞬間でした。 カメラのファインダーという窓から窓を覗いたとき、外と内との隔たりと思えたものがスクリーンとなり、その平面は新たな奥行きをもち得たのです。
奥山は前作『flowers』(2021年、赤々舎)において、花を媒介にした亡き祖母との対話を描き出し、そこでは内から外への窓越しの眼差しが、あるひとりと向き合うことに重なっていました。本作『windows』では、外から内への眼差しによって見知らぬ誰かと対話し、その個々にして不特定多数の肖像は、自ずと足もとの社会を映し出すでしょう。
それぞれ異なるものが密集して建てられている東京の、常に流動的で過剰に生成される街の姿。不透明なガラス窓は、そこで暮らす人どうしの間合いを反映し、歴史的には、閉じつつも外光を透かす障子を起源とするのではないかと奥山は考えます。窓をめぐって建築や文化へも接続する『windows』は、時代の貴重な記録でもあります。
"人以外の被写体を通して人を描く"3部作の2作目であり、光や距離によって具象と抽象のあいだを揺らぎ、立ち上がるイメージと生々しさが同居する『windows』。奥山作品の重要な転換点であるとともに、いまを、そして人々を写しとる独自の在り方は深い示唆を投げかけます。